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| 大豆需給のポイント Market analysis from supply and demand |
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2009年の大豆は、基本的にはその前年後半のリーマン・ショックをきっかけとした急落から立ち直る相場になりましたが、前半に高騰した前年に比べると、天候相場は盛り上がりに欠けました。そのあと米国の需給タイト感や、ユーロドルの上伸に支援されましたが、結局天候相場期の高値を抜
くことはできませんでした。2010年も米国の需給タイト感は続く見込みですが、それはすでに織り込み済みのため、さらなる上昇のためにはプラスアルファの材料が必要でしょう。 |
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| 米国大豆需給はひっ迫続く |
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新穀である2009−10年度の米国産需給見通しを見ると、生産高は33億6,100万Buに上方修正されました。過去最高の大豊作見込みがさらに上方修正されたことになりますが、期末在庫が2億4,5000万Buに下方修正され、期末在庫率も7.5%に低下して、危機的な需給ひっ迫状況に変わりはありません。
ただ、これらの大局的なファンダメンタルズは、シカゴの高止まり相場にすでに織り込まれています。春先までの重要な材料として、世界最大の輸入国である中国の買い付け動向、2カ国で米国を上回る生産高となるブラジル、アルゼンチンの作柄、生産動向が注目されます。 |
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| ファンドは買い越しを大きく縮小 |
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ファンドの買い越しは天候相場の天井を付ける直前の5月末に約125,000枚でピークアウトしたあと、おおむね10月初めの約30,000枚まで減少傾向が続きました。その後、ユーロドルの上昇などで、金が過去最高値を更新するなど商品全般に買われる展開となったことなどを背景にして、大豆も再びファンドが買い増しました。しかし、そのユーロが12月初めに1.51ドルでピークアウトすると、商品全般に調整局面に入り、大豆も約120,000枚をピークに再び減少傾向が鮮明となっています。
季節的によく言われるフェブラリー・ブレーク(2月安)となるようであれば、さらに買い越し幅を減少する可能性もあります。その場合、昨秋の底値である約30,000枚が目安となりますが、仮に南米の豊作などがはやされるような状況となれば、昨年の同時期のように、イーブン近くまで買い越しを減少させる可能性も残ります。 |
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| 中国は米国産大豆の最大の輸出先 |
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右の表で分かるように、ブラジル、アルゼンチンで世界大豆の約47%、これにパラグアイを加えた南米3カ国では約半分を生産しています。したがって、春先まで供給面では、作柄、生育進度などの南米産の生産動向が最大の焦点となります。昨年は干ばつの影響で、ブラジルが5,700万トン、アルゼンチンが3,200万トンまで落ち込みましたが、今年はブラジルが6,500万トン、アルゼンチンが5,300万トンまで増加する見込みです。仮にこの生産高が実現できれば、世界の期末在庫は5,980万トンと、前年度の4,287万トンから約1,700万トン増加します。これは世界最大の輸入国である中国の輸入4,200万トンの約40%に匹敵します。
これまで南米産は生育に問題はないとされてきましたが、1月下旬の執筆時には、アルゼンチン産地の一部で乾燥懸念が浮上しています。したがって、南米の天気にもまだ注意が必要です。 |
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| 最近の動きから学ぶ大豆相場 Technical analysis of recent market trends |
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2007年以降の大豆相場の特徴
| 2007年: |
生産高の急減で、需給ひっ迫が鮮明に。シカゴは1年間で2倍の12ドル台へ。 |
| 2008年: |
前年からの大相場は洪水被害でさらに急騰。16ドル台で天井打ち後は世界的な経済不安で崩落。 |
| 2009年: |
春先に再び上昇基調。ただ前年に比べると天候相場期の高値は低く、下半期もその高値を抜けなかった。 |
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●Bu (bushel ブッシェル) ヤード・ポンド法における体積(容積)の単位。
特に穀物の計量に用いられます。1Bu=8ガロンですが、米国と英国では微妙な差異があります。1米Bu=35.24リットル=8米穀物ガロン=
9.31米液量ガロン=2150.42立方インチ。したがって、穀物によって1Buの重量は異なります。大豆、小麦は1Bu=60ポンド=27.215kg、コーンは1Bu=56ポンド=25.401kg。 |
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| シカゴ期近は878.75セント維持に注目 |
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シカゴ大豆はいわゆるポスト・ハーベスト・ラリー(収穫後の相場上昇)が10月に始まり、それがほぼ2カ月間続きました。上伸は中国の買い付
けという需要面の要因もありましたが、ユーロドルの上伸で金が最高値を更新するなど、商品全般に投機的に買われたことが大きな要因となりまし
た。しかし、そのユーロドルが反落すると、上値が重くなっています。もっとも、その後のユーロドルの急落に比べると、シカゴの下げ幅は抑えられており、やはり大局的な需給タイト感が相場の下支え要因となっているようです。
1月下旬の執筆時には、950セント水準にありますが、2月安が期近つなぎ足で昨年10月の安値878.75セントを維持できるのかどうかが春先のポイントとなりそうです。
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| 東京先限は37,000円台維持に注目 |
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東京一般大豆は、先限つなぎ足で昨年6月12日に47,560円の天候相場期の高値を付けて以降、37,000円台〜44,000円台でのレンジ取引に終始しています。チャート上は、2008年の空前の大相場があるため、小幅に見えますが、6月の高値から7月の安値まで、約1カ月で10,000円崩れ、その後のレンジ取引でも高値から安値まで約7,000円の幅があり、決して小幅なもみ合いではありません。トレンドを掴めれば、大きな利益が上げられる相場展開でした。
1月下旬の執筆時には、そのレンジ下限に向かった下落相場となっており、季節的な2月安が37,000円台前半のエリアをキープできるのかどうかが注目されます。 |
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