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2008年度 Vol.2 (2009年1月現在) 禁無断転載
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大豆需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ大豆相場-オムニコ-
 
大豆需給のポイント Market analysis from supply and demand
 シカゴ大豆は、2008年後半に金融危機を背景とする手仕舞い売りを受けて手仕舞い売りが進み、12月には一時800セントを割りました。その後、年明けにかけて1000セント前後まで値を戻していますが、1000ドルを勢いよく上回るほどの上伸力はないようです。米国産が新穀の作付けに動き出す今のポイントをまとめました。
 
来年度は大豆の作付面積が増加か
 2008年12月、民間調査会社のインフォーマ社は、2009−10年度における米国大豆の作付面積見通しを「8146万エーカー」と発表しました。11月時点の予想は7720万エーカーでしたから、大幅な上方修正といえます。これは、トウモロコシ価格が大きく下落したことによるもので、農家の作付け意向が、収益率の高い大豆にシフトしていることを物語っています。
 もちろん今後、USDA(米農務省)の月次需給報告で、これを裏付けるような数字が発表されれば、「米国大豆の生産増加観測」が相場の頭を抑えることになるでしょう。
 
収穫期を迎えた南米の天気が鍵
 ブラジルとアルゼンチンの2ヵ国は、大豆の合計輸出量が米国を上回っており、供給国としての重要性が年々高まっています。現在、南米産地は着サヤから収穫期を迎えようとしていますが、昨年末から高温乾燥型の天候となっており、生育に遅れがみられます。このまま天候が回復しないと、近年増加傾向にある両国の大豆生産・輸出も、今年度は減少する可能性があります。こうした見通しは、大豆相場の下支え要因となるでしょう。
 
中国向けの輸出は好調
 輸出が減少傾向にある米国トウモロコシと異なり、米国大豆の輸出向け需要は堅調に推移しています。米国から輸出される大豆の約40%は中国向けですが、11月以降はその輸出量が増えており、シカゴ大豆の強材料となっています。
 仮に今後、南米大豆の生産が振るわなければ、中国はブラジルやアルゼンチンから輸入する予定だった大豆の一部を、米国産にシフトする可能性もあります。そうなれば、米国大豆の輸出向け需要は一段と増えるでしょう。
 
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最近の動きから学ぶ大豆相場 Technical analysis of recent market trends
2007年以降の大豆相場の特徴
2007年: コーンの作付面積増を背景に、大豆は生産量が急減。需給逼迫化を背景に内外で上値を追う動きが強まった。シカゴ大豆は1年で約2倍の1200セント台へ
2008年: 1600セント台まで上昇した後、米国の金融危機を背景に暴落。原油安も嫌気されて約1年半ぶりの安値圏へ
2009年: 反発力が鈍い一方、年初は米国産の輸出の活発さや、南米産地の天候不順を背景に底堅く推移
 
 
●bus(bushel ブッシェル)
 コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1 busは27.2kg、コーン1 busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
 
1000セントが強固な上値抵抗線に
 シカゴ大豆は2008年7月に1663セントの高値をつけた後、急反落。12月には776.25セントまで売り込まれました。同年末から2009年初めにかけては反発し、年後半の下落に対する3分の1戻し(1070セント)は達成しましたが、その後は1000セントのラインが心理的な上値抵抗線となり、伸びを欠いています。
 1000セント付近で陰線を引いているため、当面は900〜1000セントで揉み合う可能性が高いでしょう。そこから上伸力を取り戻すには、連続で陽線が出現する必要があります。
 
4万円突破は困難か
 東京一般大豆も2008年後半に8万780円(7月高値)から3万210円(12月安値)まで、約5万円も下落しました。年明けには4万円付近まで値を戻しましたが、3分の1戻しも達成できていません。この「4万円」というラインは、2008年10〜11月に一時的な自律反発を演じた際も上値抵抗線となっているため、突破は容易でないと考えられます。過去の例からみても、5週以上は陽線が続かない限り、上抜けないでしょう。逆に、再び売られるようなら、直近安値の3万210円で買い支えられるか否かが、鍵となります。
 
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