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2007年度 Vol.2 (2008年1月現在) 禁無断転載
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大豆需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ大豆相場-オムニコ-
 
大豆需給のポイント Market analysis from supply and demand
 シカゴ大豆期近は、12ドルの大台を突破し、空前の高値圏でさらなる上値を追い続けています。昨今、メディアでも穀物価格の高騰が連日報道されていますが、今後の展開はどうなるのでしょうか。今回は、来年度に向けて世界の需給環境を整理してみましょう。
 
来年度もタイトな供給環境が続く?
 米農務省が1月11日に発表した月間需給報告では、07―08年度の米国大豆の作付面積が7550万エーカーから6360万エーカーに激減した結果、生産高も31億8800万ブッシェルから25億8500万ブッシェルに減少しました。それを受けて、期末在庫率も前年度の18.7%から5.9%へ大幅に低下すると予測されています。大豆の在庫率の適正水準は10〜15%といわれていますが、今年度はこれを大きく割り込む見通しとなっています。
  こうした点を踏まえて、気になるのは来年度の供給環境です。すでに、遺伝子組み換えなどの技術革新が進み、手取りの多いトウモロコシとの収益差から、来年以降もさほど大豆の作付けが伸びず、このタイトな供給環境が継続するのではという推測がされています。来年度の需給を緩和するためには、大豆がさらに値上がりして、米国農家に作付面積を増やすよう促さねばなりません。
 
需要は世界的に増加
 供給量の減少に対して世界的な大豆の需要は増加しています。中でも、米国大豆の輸出シェアのうち3割以上を占める中国は、国内のインフレ抑制のため、2008年3月末まで大豆の輸入関税の引き下げ延長を発表しました。経済発展に伴い、食生活が豊かになった同国では大豆は主に搾油向けとして消費されており、さらなる輸入増加が予想されます。
 
南米の天候が相場の鍵
 この時期供給面でもうひとつ注目されるのは、南米産地の作柄です。現在、南米では開花期を迎え、これから2月にかけて作柄に最も重要な着サヤ期となります。米国大豆の需給がタイトである現状では、南米産大豆で不足分をカバーしなければなりません。ラニーニャ現象の影響で天候が不順という見通しもあり、これから先の天候が供給の鍵を握っています。
 
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最近の動きから学ぶ大豆相場 Technical analysis of recent market trends
2006年以降の大豆相場の特徴
2006年: 足下の需給緩和に加え、新穀の3年連続豊作予想を背景に年前半は軟調。後半は需給逼迫から騰勢を強めたコーンにツレ高の展開
2007年: コーンの作付面積増を背景に、大豆は生産量が急減。需給逼迫化を背景に内外で上値を追う動きが強まった。シカゴ大豆は1年で約2倍の1200セント台へ
2008年: 生産高減少を受け、期末在庫率が18.7%から5.9%に。タイトな需給環境を眺めて、年初からシカゴ大豆相場は底堅く推移
 
 
●bus(bushel ブッシェル)
コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1 busは27.2kg、コーン1 busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
 
調整一巡後は再上昇か
 シカゴ大豆は2007年11月に、2004年3月以来、約2年半ぶりに1000セントの大台を達成しました。その後は一本調子での上昇が続き、1300セント台に乗せました。2007年の1月は700セント付近でしたので、1年間で2倍近く上昇したことになります。
  2008年に入ってからは、多少上値の重さが感じられるものの、過去の値動きからみても天井を打ったとは考え難く、調整の範囲とみられます。調整が一巡した後は、まだ上昇する可能性は高いでしょう。
 
中長期的には上昇トレンドを維持
 東京の一般大豆も、多少押し目をつけながら2007年の年末から2008年の年初にかけて6万円の大台を達成しました。
  しかしその後地合いを緩め、1月の3週目には大陰線を引いて下落し、今後もさらに値を崩す展開も考えられます。その場合、当面の下値の目処としては、2007年10月から11月にかけて買い支えられた5万7000円付近とみます。しかし、シカゴに連動して2007年の9月より中長期的な上昇トレンドを維持しており、調整後は再上昇すると考えられます。
 
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